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【用語整理】暗号資産(仮想通貨)とトークンについて

暗号資産関連の用語について、調べたことをまとめています。
個人的な理解をまとめたものなので、「?」て思った人は他の方の情報も参考にしてください。

【用語整理】暗号資産(仮想通貨)とトークンについて

ブロックチェーン

ブロックチェーンとは。

暗号資産の「信用」の部分を支える基盤です。
謎の存在「サトシ ナカモト」が「そのアルゴリズムだけで絶対信用できる的なデータの保存方式」を考察した論文に出てくるのがブロックチェーンです。

下記のリンクから日本語版の論文が読めます。

日本語で読むビットコイン原論文 [by Satoshi Nakamoto]

データをまとめて1ブロックとし、ブロック単位で処理を作って書き込みをしていきます。
書き込むときに一つ前のブロックの情報埋め込むというルールがあり、このことから、ブロック同士が「繋がっている」ということで「ブロックチェーン」と命名されたんでしょうね。

データを書き込む、と表現しましたがデータ自体はサーバーなどで保存されていないです。
ブロックチェーンを実現するためのP2P ネットワーク上で共有されているデータで、整合性が常に検証されています。
(P2P ネットワークを構成する端末を「ノード」といいます。ソフトウェアをインストールすれば、誰でもノードを構成することができ、ブロックチェーンにつながります。)
この構造から「分散型=非中央集権」みたいな説明が多い気がしますが(気のせいかも^^;)、非中央集権の本来の意味は中心的な存在がなくてもシステムが存続できる、という意味です。

このP2P ネットワークはブロックチェーンを生成するために提供されたリソース(コンピューターとかブロックチェーンのプログラムを実行できるもの)をつなぎ合わせたネットワークです。
このネットワークにリソースを提供しておくと、そのリソースがブロックの書き込みをした際に報酬がもらえます。
(報酬を渡すことで、リソースを提供したい人を増やしていたり、悪いことするより協力した方がイイやんと思わせる目的があるようです。ブロックチェーンはこのP2P ネットワークの数が多くないと成立しないので結構大事な要素です。)
このリソースの事をノードと言います。(ハッシュレートとはこのノードの数。)

だれでも参加できるパブリックなブロックチェーンと、
限られたグループのみで運用するプライベートなブロックチェーンがあります。

ブロックチェーンの処理速度

ブロックチェーンの処理速度は全体的に低く(1秒間に5-7件くらい)ユーザーの増加とともに処理渋滞が起きるようになります。そこで、オフラインで処理だけして結果を書きこむとか、補助的なデータベースをつけて補助する仕組みが考案されています。

ブロックチェーン毎の処理速度については下記のサイトでまとめられていました。
後続のイーサリアムキラーのブロックチェーンはかなり速いですね。

トランザクション毎秒(TPS): ネットワークの比較

ちなみに、ブロックチェーンが1個生成されるのにかかる時間は「ディフィカルティ」というパラメータによって調整されています。

コンセンサスアルゴリズム

ブロックチェーンをいかにセキュアなものにするか、その方式です。
PoW(プルーフオブワーク)と、PoS(プルーフオブステーク)があります。
PoW はサトシナカモトの論文そのままの方式、PoS はPoW に変更を加えたものです。

ブロックチェーンは改ざんが不可能(または不可能と言っていいくらい困難)な方式でデータを生成します。
改ざん不可能な要素としては、

  • マスターと呼べるデータがそこらじゅうにコピーされていて、常に更新されている。
    P2P ネットワーク上すべてのコンピューター上に保存されています。保存データ的に改ざんするならこれらをすべて潰すしかない?
    (さすがにフルバックアップについてはすべてのコンピューターとまではいかない)
  • データを書き込む際に前後のデータの情報も書き込む必要がある
    データを改ざんするには前後のデータもあわせて書き換えないといけない+無数のコピーを一瞬で書き換えとか無理。
  • 本流のブロックチェーンにデータを書き込む権利は毎回争奪戦で決める。
    偽装したデータを流し本流にのせるには、この争奪戦に勝つ続ける必要がある。
    本来の争奪戦勝利者もデータを書き込もうとしているので、データは一時的に重複し、どちらを正とするかを判定するフェースに移行→次のブロックも正しい→次のも正しいが長く続く方を信頼となります。
    つまり偽造したブロックのチェーンの続きのチェーンを一定期間送り続ける必要があります。
  • 争奪戦は困難を極める。
    次のブロックを書き込む権利を得る確率は255の255乗の1らしいです。連荘するとか銀河系がいくつあっても足りないレベル、つまり、絶・無理ゲーです。

一応、理論上はノードの51% を握ることができれば改ざんが可能と言われています。
51%アタックと呼ばれています。ただし、凄まじい数のノードの51% なので、大規模すぎてコストに見合わない訳です。
以前、規模が小さなブロックチェーン上でこの51% 攻撃が行われたことがあったそうです。

下記はプルーフオブワークの説明をされている動画です。
この動画、とてもわかりやすいです。

PoW の問題点は、書き込み毎に行われる権限争奪戦で大量のコンピューターが電力を消費する事です。
電力の大量消費は環境に良くないといわれています。(再生可能エネルギーにするなどの取り組みもされています。)
また、電力の値段などでノードのコストが変化する為、電力のが安い地域で51% 攻撃が実現しやすのでは?という懸念もあるとか。

PoSプルーフオブステークはこの争奪戦を「ランダムな任命」に置き換えたものです。ランダムな任命の抽選にエントリーするためには、信頼を担保する為の条件があります。
(つまり、ゼーレ会議みたいな感じ?)

大勢の参加者を動員して砂漠からダイヤモンドを見つけるゲームを毎回実施するより、
ガチャ1回まわすだけの方がはるかにコスパいいよねってイメージです。

暗号資産

暗号資産は、自前のブロックチェーンを持っているものと定義されています。
ビットコインや、イーサリアム、ソラナ、カルダノ、ポルカドット、アバランチなどがあります。

仮想通貨という言葉も暗号資産を指していると思いますが、使われ方としてトークンも含んでいるように思います。
日銀のホームページでは「暗号資産(仮想通貨)」と表現されて、定義も異なることから、
この辺りの棲み分けは必要に応じてこだわればいいポイントかなと思います。

ビットコインはサトシナカモトの論文をもとにブロックチェーンを使って作られた暗号資産で、デジタルゴールドという呼び方もされます。

イーサリアムはビットコインに「スマートコンストラクト and DAPPS プラットフォーム」という仕組みをプラスしたものです。
もっとほかの事にも使用できるようにしよう、というコンセプトが追加されている。
ゆえにイーサリアムはワールドコンピューターとも呼ばれている。

ソラナ、カルダノ、アバランチはイーサリアムを追いかける形で出てきた後続の暗号資産です。(イーサリアムキラーとか、レイヤー1と呼ばれます。)
ポルカドットはブロックチェーン同士をつなぐ、ハブ的な役割を目指しているブロックチェーンで、イーサリアムを開発した技術者が作っているとのこと。

ちなみに暗号資産は必ずしも暗号を用いる必要がないとか。

「トークン」は既存のブロックチェーンを間借りして発行されています。

ビットコイン、イーサリアム

ビットコインは「デジタルゴールド」、イーサリアムは「ワールドコンピューター」。

ビットコインは最初に成功した暗号資産。(ビットコイン以外の暗号資産はアルトコインと呼ばれます。)
マイニング報酬を通じて徐々に増える仕組みです。2100万枚が上限になっています。
(一定のルールでみ発行され、コントロールが自由にできないタイプ→カレンシータイプ。)

イーサリアムはその暗号資産の仕組みに「スマートコンストラクト」という仕組みを持たせて、ブロックチェーン上でプログラムを動作できるように拡張したような暗号資産です。
スマートコンストラクトは自動的に執行される契約で、ブロックチェーンに保存することができるプログラムです。

イーサリアムのスマートコンストラクトの登場で、取引の相手を信用する必要がなく、安全な取引が行えるようになり、以降DiFi やDapps、DAO などが登場してきます。

ビットコインや、イーサリアムのブロックチェーンには一秒間に処理できるトランザクションの数が少ないという欠点があります。
特にイーサリアムの場合、ワールドコンピューターという観点から処理速度が遅いことは問題になります。

それらをカバーするために、ライトニングチェーン、セカンドレイヤーなどが存在します。
ブロックチェーンへの負担を減らすため、処理自体はブロックチェーンの外で行い、その結果だけブロックチェーンに書き込む、ような仕組みで「オフ・チェーン」と言ったりもする。

イーサリアム2.0

ビットコインもイーサリアムも、PoW で動いていますが、イーサリアムは2022年9月にPoS へシフトすることになっています。(ザ・マージ)
この時、PoW 版イーサリアムがハードフォーク(分岐すること)されて残るようです。

そして今後は、シャーディングという技術を導入し、イーサリアムのブロックチェーンの処理速度を大幅に上げていく予定です。

トークン

トークンの種類は幅広いです。また、必ずいずれかのタイプのトークンである必要はなく、複数のタイプを持つことも可能です。

「トークン」は、暗号資産とは違い、独自のブロックチェーンを待たずに、既存のブロックチェーンを間借りして発行されているものを指します。
ビットコインなどのような発行上限、制限がなく、管理者による増減が可能な「アセットタイプ」に属すします。

トークンの特徴としては

  • 企業が発行する、電子マネー、サービスポイントに近い。
  • 資金調達の手段として、発行されるケースが多い。
    株式に近いですね。
    →ICO(イニシャル・コイン・オファリング→新しいコインを取引所上場させること)
    →IEO(取引所主導で行うICO。ICO はプロジェクトがまともに立ち上がらなかったり、取引所で取引できる前に消えるなどの問題点が多い)
  • 発行者が提供する範囲内のサービス上でのみ使用可能。
  • 発行上限がない。管理者による、増減が可能。(発行増減が自由→アセットタイプ)

ERC-20

イーサリアム上にはトークンの規格としてERC-20が以前からあり、ERC-721(NFT) も有名になりました。
(※ERC :イーサリアム・リクエスト・フォー・コメント)

ERC-721

トークンに256 ビットの「deedID」という識別子を持たせることで、ユニークなトークンとして発行する事ができる。→トークンの所有権を明確にすることができる。

セキュリティトークン

有価証券として認められる。何かしらの資産の証明書としての役割を持つとされています。
「デジタル証券」という言い方がしっくりくるかもしれません。
資産として価値がある。
オフラインでの管理も可能。

リアル資産をトークンに紐づけることを「トークナイズ」というらしいっす。

ガバナンストークン(統治)

保有する事で、(トークンを発行しているプロジェクトに対しての)投票権や提案の権利を得ることができる。
株に近い。

ユーティリティトークン

通貨として支払いなどに使用可能。
IT 上でのみ機能する。
資産価値がないが、実用的な価値を持つもの。みたいな分類。

ステーブルコイン

ドルなどのリアル資産に連動する形で価値が安定している。
証拠金が用意されているトークンで、現実の通貨に近いと思います。

NFT

deedID で個体識別を可能にしたトークン。非代替性で唯一無二であることを証明できる、という説明をよく見ます。

注意点として、ここで唯一無二であるのはNFT で、NFT に埋め込みされるデータ自体は複製が可能なので一つの作品で10個のNFT を発行したりすることは可能なはず。ということ。
また、所有権を証明できるのはNFT を発行しているプラットフォーム上だけ。

NFT ゲームなども話題になっていますが、個人的には、RMT が公式の機能になっただけ感があります。
一人のキャラクターでいろんなタイトルのゲームに遊びに行ける未来が来るのかもと思って期待もしています。

ソーシャルトークン

ソーシャルトークンは目的の違いであって、
トークンの種類としては上記に挙げたようなトークンたちと同様です。

企業、コミュニティ、個人問わず発行可能なもの。
発行する目的は様々だけど、直接販売してマネタイズにつなげるには法的なハードルがある為、コミュニティ内限定でのインセンティブや、ガバナンストークンとして用いられることが多い。

何とかポイントだったり、握手券、入会条件などいろいろな機能を付加することができる。

最初に述べたように、直接販売は法律的(日本では)に難しいので配布が一般的で、販売物のおまけとか、サブスクリプションサービスに合わせて配布するなどして流通させる。

トークンとしての機能は持っているので、他の仮想通貨との交換可能(ユニスワップなど。)

参考例

下記の動画で、ソーシャルトークンのイメージがしやすのではと思います。

FiNANCiE #トークン #SOCCERKING 笹木かおりの「今さら聞けない“トークン”って何?」

最近だと、コスプレトークンCOT が取引開始になりましたね。

コスプレイヤーさんとか大好きなわけで、このトークンを通して推しさんを明確に支援することができるわけで、さらには貢献度なんかも見える化されるとなると、めっちゃ頑張れば推しさんに意識してもらえるのでは!!みたいな妄想が膨らみますね。
持っていたらスペシャルイベントとかありそうだし。

https://curecos.jp/ja/

法的なハードル

  • 仮想通貨交換業が必要。
  • 取引所に上場するには、国の審査が必要。(なんか、今後緩くなるらしい?)

参考サイト

セキュリティトークンとは・STOとは何か?──5つのよくある疑問【初心者向け解説】

トークンとは

#CONNECTV : コネクTV【仮想通貨 ブロックチェーン総合番組】

ブロックチェーンの専門家 高瀬俊明さんに「ソーシャルトークン」について聞いてみました

【意外と不知】トークンとは?「定義・6種類の例」(暗号資産の基礎知識)

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