Raspberry Pi 3 のCPU クーラーにちょうどいい
100円ショップの「スマホ冷却扇風機」
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ラズパイこと「Raspberry Pi 3」の冷却ファンにちょうどいい感じの「スマホ冷却扇風機」なるものが、
百円ショップで売っていたので、購入してみました。
スマホ冷却扇風機について
100円ショップでみつけました。
商品を見たところ、「スマホを冷やす」為の扇風機のようです。
なかなか面白い商品だなと思いました。
何より、サイズ的にRaspberry Pi 3 にピッタリな感じがします。
ただ、スマホ用って事は、接続するUSB コネクタは「iPhone用のライトニング」か「android 向けのType-B」あたりなんだろうなぁ。変換コネクタとか煩わしいし、高いよなあ・・・
と思いながら確認したところ、普通に「Type-A」。
モバイルバッテリーから給電する仕様なんでしょうかね。
Type-A なら変換も要らないし、思い切ってRaspberry Pi 用に購入する事にしました。100 円ポッキリですし。
袋から取り出してみるとこんな感じです。
四隅の飛び出した形状の裏側に、それぞれ吸盤がついていて固定する仕組みです。
なかなか考え抜かれた商品です。
実装と、効果測定
4か所の吸盤が、Raspberry Pi ケースの「ツルツルの蓋」にいい感じで張り付いて固定してくれます。
しかも、ちゃんと「冷んやり」しています。
ケースの表面を非接触の体温計で計ったら、28℃ くらい。
冷却扇風機をとめてから1時間くらい放置して計ったら35℃ くらいなので、効果ありかなと。
ヒートシンクも欲しくなってきた。さらに効果的ですよね。
iPhone の充電器をアダプタの代わりに使っているので、
電源の面も心配だったのですが、今のところワーニング(警告)など出ていません。
基本的にリモート接続で使っている分、出力が少ないハズなので、そのあたり若干余裕があるのかも。
この子(Raspberry Pi 3)は基本的に電源つけっぱなしでサーバー替わりとして使う予定です。
この先暑くなるので、ちょっとした熱対策ができて良かった。
あとは、耐久性に期待。
本番
どうせならもっと熱くなる時にどれくらい冷えるか確認したいですよね。
って事で、stress コマンドを使ってCPU に負荷をかけてみたいと思います。
スマホ扇風機・なしの状態でストレスをかけて「Raspberry Pi 3」を温めてから、スマホ扇風機で冷やして効果を測定します。
事前に、「stress」コマンドをインストール。
テストで使用するコマンド。
■ CPU の温度を表示。
sudo watch -n 1 vcgencmd measure_temp
■ CPU 使用率を確認。( なのですが、、、見方がよくわかりませんでした。。。orz )
watch -n 1 vmstat
■ CPU に負荷をかける。-c n は負荷をかけるコアの数。
stress -c 4
こんな感じでテストを実施。
CPU 関連はあまり変化無かったです。
ベンチマークの結果
先に、平常時の状態を確認しておきたいと思います。
「スマホ冷却扇風機・なし」の状態で 50℃ くらい。
「スマホ冷却扇風機・あり」の状態で 42~43℃ くらい。
stress コマンドを実行して、負荷テスト開始。開始早々温度がぐんぐんと上がり、
10分もたたないくらいで、84℃ あたりで安定してきました。
10分後。
ここでスマホ冷却扇風機の電源を入れ(ラズパイのUSB に扇風機のUSB を差し込む。)、
どれくらい冷えるのか確認します。
うーん。
電源ワーニング(警告)が出てしまいました。
警告は無視しつつ、10分経過したところ。
「5℃ 弱」くらい冷えました。
ヒートシンクをつけたらもっといけるんじゃないか、という気持ちです。
stress コマンドを停止。10分しないうちに45 ℃ あたりまで下がって落ち着きました。
まとめ
結構、気に入りました。
今回、冷却扇風機への給電でラズパイ本体へ電力が弱ったことにより、
ストレス自体がヘタった可能性も否めず、禍根を残す結果になってしまった感があります。
まあでも、その可能性があったとして、負荷軽減を含めて「冷却効果」って事でいいか ^^;
ヒートシンクと組み合わせてみたくなりました。
追記
2021/7/30 に動かなくなりました。
設置から毎日24時間 ほぼ回りっぱなしのハードな使用だったので、割と長持ちしたと思います。
次はラズパイ用のCPU ファン買います。