アップロード、ダウンロード処理などの検証で、サイズの大きいファイルを使いたい場合があります。
例えば、一時ファイルの場所を確認したい場合、
小さいファイルだと検索しても似たようなファイルが多数あって特定できないし、
キューの動きを確認したいときなどは、ファイルが小さいと一瞬で終わってキューが消えてしまいます。
「処理するファイルサイズが大きい時」がフラグで不具合が起きているかもしれない事例の検証や、
何かとニーズがあると思います。
ディスクの空き容量を追い込みたい時なんかにも。
Windows コマンドプロンプトを使って、
ファイルサイズ が1GB のファイルを生成する。
Contents
fsutil file createNew
サイズを指定してファイルを作成するコマンド
■ フォーマット
fsutil file createNew <ファイル名> <大きさ>
■ 1GB だと、具体的に何バイトを指定すればいい?
1GiB → 1024000000
5GiB → 5120000000
10GiB → 10240000000
実行例
C:\Users\koti_\Desktop\test_file を作業フォルダにしています。
> fsutil file createNew test.txt 100000
ファイル C:\Users\koti_\Desktop\test_file\test.txt が作成されました
> fsutil file createNew test2.txt 10000000
ファイル C:\Users\koti_\Desktop\test_file\test2.txt が作成されました
> fsutil file createNew test3.txt 1000000000
ファイル C:\Users\koti_\Desktop\test_file\test3.txt が作成されました
> fsutil file createNew test4.txt 10000000000
ファイル C:\Users\koti_\Desktop\test_file\test4.txt が作成されました
実際に生成されたファイル。
「1,000,000,000」バイトで、約1GB くらいのファイルになりました。
※test3.txt
今時の 1GiB にしたければ、「1,024,000,000」ですね。
fsutil のオプション
「fsutil」自体は、他にもいろいろできる子みたいです。
以下、参考程度にヘルプの内容を貼っておきます。
---- サポートされているコマンド ----
8dot3name 8dot3name management
behavior ファイル システムの動作の制御
dax DAX ボリュームの管理
dirty ボリュームの dirty ビットの管理
file ファイルに固有のコマンド
fsInfo ファイル システム情報
hardlink ハードリンクの管理
objectID オブジェクト ID の管理
quota クォータの管理
repair 自己復旧の管理
reparsePoint 再解析ポイントの管理
storageReserve 記憶域予約の管理
resource トランザクション リソース マネージャーの管理
sparse スパース ファイルの管理
tiering 記憶域階層化プロパティの管理
transaction トランザクションの管理
usn USN の管理
volume ボリュームの管理
wim 透過的な wim ホスティングの管理
fsutil file のオプション
---- サポートされている FILE コマンド ----
createNew 指定したサイズの新しいファイルを作成
findBySID セキュリティ識別子でファイルを検索
layout ファイルについて使用可能なすべての情報の照会
optimizeMetadata ファイルのメタデータの最適化
queryAllocRanges ファイルに割り当てられた範囲の照会
queryCaseSensitiveInfo ディレクトリの大文字と小文字の区別に関する情報の照会
queryEA ファイルの拡張属性 (EA) に関する情報の照会
queryExtents ファイルのエクステントの照会
queryExtentsAndRefCounts ファイルのエクステントと対応する参照カウントの照会
queryFileID 指定したファイルをファイル ID で照会
queryFileNameById ファイル ID のランダム リンク名を表示
queryOptimizeMetadata ファイルの最適化メタデータ状態を照会
queryValidData ファイルの有効なデータ長を照会
setCaseSensitiveInfo ディレクトリの大文字と小文字の区別に関する情報を設定
setShortName ファイルの短い名前を設定
setValidData ファイルの有効なデータ長を設定
setZeroData ファイルのゼロ データを設定
setEOF 既存ファイルのファイルの終わりを設定
setStrictlySequential ReFS SMR ファイルを厳密に順次として設定
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