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【Virtual Box – Linux】 共有フォルダの設定した時のフォルダ位置とアクセス権について。

Windowsと、Linux では振る舞いが違うので検証した時のまとめです。

Windows は特に問題はないのですが、Linux の場合はアクセス権に対する対処が必要です。

共有フォルダの設定した時のフォルダ位置とアクセス権について。

共有フォルダについて。

VM に「共有フォルダ」としてホスト端末の任意のフォルダを設定すると、
VM がそのフォルダを参照することができるようになります。

Windows の場合は、「ネットワークドライブ」になります。

Linux の場合は、「マウントしたドライブ」になります。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-75.png

Windows は特に問題はないのですが、Linux の場合はアクセス権に対する対処が必要です。

共有フォルダ 設定手順

共有フォルダを設定するVM を選択して、「設定 」をクリック。

①「共有フォルダー」をクリック。

②「新規共有フォルダ」をクリック。

③共有フォルダの設定

  • フォルダ―のパス:
    共有するフォルダを選択。
  • マウントポイント:
    VM 上で展開する時のパスを指定。 

④「OK」をクリック。

共有フォルダが追加されます。

共有フォルダが配置される位置について。

Windows の場合。

マウントポイント指定なしで設定。

適当なドライブにネットワークドライブとして割り当てられた。

例えば、マウントポイントにドライブ「X:」を指定すれば、
Xドライブに割り当てられます。(X ドライブが既に使用されていない場合。)

マウントポイントにフォルダを指定しても、無視されるようです。

Linux(CentOS )の場合。

マウントポイントを指定しなければ、デスクトップにマウントされます。

マウントされたフォルダはルートユーザーが所有者、
vboxsf グループ以外は読み取り専用になっています。

ルート以外のユーザーで使うには、vboxsf グループに参加する必要があります。

※手順はユーザーの場合で説明しています。

ルートユーザーの場合。

「/root」から指定すれ任意のパスで指定できました。

例:/root/ドキュメント/壁神

パス指定している場合でも、ショートカットができる。

ユーザーの場合。

「/home/【ユーザー名】」から指定。

ユーザーの場合は、アクセス権の対応をする必要があります。

マウントポイントにユーザーフォルダを指定する場合。

指定した箇所と、デスクトップに追加される。

しかし、アクセスには認証がいちいち必要な状態。

ガチガチにロックされています。

ユーザーを権限を持った「vboxsf」グループに追加しましょう。

権限を確認するとroot ユーザーが所有者でフルアクセス権、
vboxsf というグループも同様なフルアクセス権を持っているので、

ユーザーを権限を持った「vboxsf」グループに追加しましょう。

① アプリケーション >② システム >③ 端末(ターミナル) を開きます。

次のコマンドを入力。

sudo usermod -G vboxsf 【ユーザー名】-a 

パスワードを聞かれるので、入力してエンターします。

※sudo はWindows で言うところの「管理者として実行」です。
※usermod はユーザーの情報を変更します。

id コマンドでユーザー情報を確認すると、
コマンド実行前と実行後で、vboxsf グループが追加されています。

「-a」オプションを入れないと、既存のグループが削除されてしまいます。
wheel はWindows で言うところのAdministrators みたいなグループなので無いと困ります^^。

グループに追加されたのを確認したらVM を再起動します。

再起動後。ロックが外れて使いやすい^^。

以上です。

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「【Virtual Box – Linux】 共有フォルダの設定した時のフォルダ位置とアクセス権について。」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: VM でLinux 構築。VirtualBox にCentOS 7 をインストールする手順。 – .zapping

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