Raspberry Pi Zero v1.3 を買いました。
その感想です。
Raspberry Pi Zero v1.3 を買いました。
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Raspberry Pi Zero v1.3は、660 円(税込み)で買える激安のコンピューターです。
https://raspberry-pi.ksyic.com/main/index/pdp.id/222,219,406,225/pdp.open/222?src=raspberrypi
サイズと価格が魅力的なモデルですが、購入する際にはいろいろと注意が必要です。
個人的には「セカンド Paspberry Pi」として購入するならおすすめです。
■ Zero シリーズ の比較
Zero シリーズには「V1.3」、「W」、「WH」 と3種類ありますが、無線モジュールがついているかどうか、複数購入できるかの違いがあるようです。それ以外は特に変わってない気がする。
Zero シリーズのモデルと、その他のモデルとの比較対象として、
「Raspberry Pi 3 Model B Rev 1.2」のデータも載せています。
※2021/10/10 時点のデータです。
項目 / モデル名 | Raspberry Pi Zero V1.3 | Raspberry Pi Zero W V1.1 | Raspberry Pi Zero WH | Raspberry Pi 3 Model B Rev 1.2 |
---|---|---|---|---|
購入制限 | あり | あり | なし | なし |
価格※(税込み) | 660円 | 1,320円 | 1,848円 | 5,170円 |
Wifi、Buletooth | なし | あり | あり | あり |
イーサネット | なし | なし | なし | あり |
USB ポート | Type-B ×2 | Type-B ×2 | Type-B ×2 | Type-A ×4 |
ディスプレイポート | mini HDMI | mini HDMI | mini HDMI | HDMI |
CPU | 1000MHz シングルコア ARM1176JZ-F(ARMv6) | 1000MHz シングルコア ARM1176JZ-F(ARMv6) | 1000MHz シングルコア ARM1176JZ-F(ARMv6) | Cortex-A53 クアッドコア 1.2GHz(ARMv8、64bit、L1=32kB、L2=512kB) |
メモリ | 512MB | 512MB | 512MB | 1GB ~ |
- Wifi 、Buletooth を搭載しているのはZero の「W、WH」のタイプ で、V 1.3にはついていません。
インタネットにつなげたい場合は、別途LAN アダプタをつける必要があります。
- ディスプレイポートは「Mini HDMI」、USBポートは「Type-B」なので、大概どちらも変換アダプタの用意が必要になると思います。
Raspberry Pi Zero V1.3 をさわった感想
- 小さくて美しい。
- GUI で使うにはちょっともっさり感あり。
- USB ポートの感覚が狭い。
小さくて美しい
このサイズでちゃんとPC しているって素晴らしい。
これで600 円は素晴らしい。
GUI で使うにはちょっともっさり感あり。
GUI だとちょっと動作が重く感じます。別に耐えられないレベルではないです。
サクサクとは言えない。
ターミナルは問題ないと思います。(処理待ちはおいといて。)
USB ポートの感覚が狭い。
本体のサイズが小さい為、USBポートのレイアウト間隔が狭く、普通~スマートな形状のものを使わないと干渉します。
場合によっては割高。
以下、その理由。
LAN アダプタ必須
インターネット、無いと不便ですよね。
USB ハブ必須
USB ポートは2つありますが、1つは電源で使用しますので、実質1つになります。
キーボードかマウスのどちらかしかつけられません。
LAN アダプタを付けた場合、それ以上何もつけられなくなります。
LAN アダプタのドライバーを取り込むにもメモリとか接続しないといけない。
つまり、USB ハブ必須です。
ディスプレイの「Mini HDMI」用に変換アダプタ必須。
変換ケーブルなどを持っているなら問題ないです。
モバイルディスプレイとかなら、「Mini HDMI」のポートで接続するものもあるので問題ないかもしれない。
どちらも持っていない場合は、別途変換アダプタを購入する必要があります。
USB TYPE-A →TYPE-B(micro USB)変換必須。
TYPE-B のマウスとか、キーボードとか、USB ハブとか見たことない。
つまりA →B への変換は必須です。
こういうヤツ。
ちなみにこの変換をつけていると、TYPE-A を裏表逆の向きにに挿せるようになります。
間違えて挿すとショートします。
事前に計画とリサーチをしっかりしておかないとハマると思います。
ちなみに私はPaspberry Pi の「Model-B」も持っているので、Model-B でOS 等の設定を済ませた状態のmicroSD カードを挿して終わりです。
LAN アダプタを挿してリモート接続で使っています。
ほんとはもっと小さいのをつけたかったのですが、いろいろあってこうなりました。
まとめ
「PC として使う」というよりは、やはり「何かの制御をする為の装置」としての用途が向いていると思いました。。
やっぱり、このサイズ感をフル活用するような用途に使うべきかなと。
私はこのサイズ感に惚れています。
Linux の端末として使いたい場合は、「Paspberry Pi Model-B」の方を買う方がいいと思います。
実際にModel-B は「Linux 枠の検証用端末」として大変重宝しています。
動作も快適なので最初のPaspberry Pi として遊ぶならModel-B あたりが何かとおすすめだと思います。
ちなみに今回購入したRaspberry Pi Zero v1.3 は、自宅のPC を外出先から起動するロボットとして大活躍しています。
その名も「WOL・SASORI」。
以上です。