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scp コマンドについて。
SSH 接続でファイルを転送する。Linux と Windows の場合の違い。

scp コマンドでフォルダ指定するところで、少々つまずいたのでメモを残します。
Linux とWindows の場合でユーザーのホームディレクトリなのは一緒なんですが、フォルダパスの記述が違います。

scp コマンドについて。
ssh 接続でファイルを転送する。
Linux と Windows の場合。

簡単な説明

フォーマット

scp <送信するファイル:source><転送先のフォルダ:target>

実行すると、パスワード入力を促されるので、該当ユーザーのパスワードを入力。
成功するとファイルが転送される。

source にサーバー上のファイルを指定すれば、ダウンロードの動作になります。

「-r」オプションをつけると、フォルダごと送信。

「-i」で鍵認証もできます。

前提条件

SSH 接続ができる事。

ポートは「22」が開いていればOK でした。

転送先のフォルダ指定について。

Windows の場合。

(ユーザーが「uniuni」、サーバーのIP が「192.168.3.19」)

uniuni@192.168.3.19:/ → C ドライブに転送される。

uniuni@192.168.3.19:/Users/uniuni/ → ユーザーフォルダに転送される。

例:scp ./upload.txt uniuni@192.168.3.19:/Users/uniuni

Linux に転送する場合。

Raspberry Pi OS で確認しています。

(ユーザーが「uniuni」、サーバーのIP が「192.168.3.11」の場合)

uniuni@192.168.3.11:/ →Permission denied(転送できませんでした。)

uniuni@192.168.3.11:/home/uniuni/ →pwd で表示されるフォルダ

例:scp ./’wallpaperbetter (88).jpg’ uniuni@192.168.3.11:/home/uniuni/

ダウンロード

送信ファイルにサーバー側のファイルを指定すると、ダウンロードになりました。

例:Linux → Windows

scp uniuni@192.168.3.11:/home/uniuni/test_dl.txt ./

ファイルがユーザーのディレクトリ内に保存されます。

オプションについて

「-r」をつけるとフォルダごとアップロードできる。

例:Windows →Linux へアップロード。

scp -r C:\Users\koti_\Downloads\wall_paper\gcp uniuni@192.168.3.11:/home/uniuni/

gcp フォルダが作成されていました。

指定したフォルダ内にフォルダごとアップロードされている。

「-i」鍵認証

指定の仕方はSSH を同じです。

[-i identity_file(秘密鍵)]

scp -i ./.ssh/id_rsa “C:\Users\gcp\wallpaperbetter128.jpg” uniuni@192.168.3.180:/home/uniuni/

参考サイト

sshでファイル転送の手順

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「scp コマンドについて。
SSH 接続でファイルを転送する。Linux と Windows の場合の違い。」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: Windows で SSH 接続する時のまとめ。Windows 10、Windows Server 2016、2019 - .zapping

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